2008年11月5日水曜日

第44代米国大統領選挙

即日開票の結果……
やはりと言うか、民主党のバラク・オバマ上院議員が勝利しました。
しかも、共和党のジョン・マケイン上院議員に圧倒的な大差をつけて。
オバマ 349 - 158 マケイン (全選挙人数538 日本時間16:31現在)

11月3日のエントリーに書いておいた通りになりました。
予想通り、ではあるんですが。
これほど大差がつくとは予想外。
正直、オバマが310くらいかなと思ってたんですが orz

加えて。
同日行われた上下院選挙&知事選でも民主党が圧勝したそうで。
上院 民主党 56 - 40 共和党 (定数100 35議席改選 日本時間19:40現在)
下院 民主党 251 - 173 共和党 (定数435 全議席改選 日本時間19:40現在)
知事 民主党 7 - 4 共和党 (改選11州 日本時間19:40現在)

で。
この結果がもたらす不安要素が何点か。

◎米国のリセッション(景気後退)を回復させる為、国際的なドルの引き上げが起こる恐れ
 これってば、オバマの今まで打ち出した政策を見るにつけ危惧されます。
 いや、オバマ個人の問題ではありません。
 古来より、民主党は米国内景気を最優先課題としていました。
 その結果として、米国内市場に大量のドルを注ぐことでしょう。
 これはつまり、海外に投資されているドル資本の引き剥がしが起こることを意味します。
 これにより、各国間での経済格差が更に拡大し、米国が止めを刺してしまう国も多数出ると予想されますね。
 非常に確度が高い推測になるかと。

◎エネルギーへの投資を増大することによって、中東との対立が深まる恐れ
 正直言って、これが恐怖です。
 ただでさえ、中東諸国と米国には溝が出来ている現状です。
 石油など減産の方向で進んでいますが、こちらに関する投資も拡大することになるでしょう。
 最悪の場合、WTI原油先物の価格が乱高下するかもしれません。
 そんなことになれば、石油輸入国は大打撃を受けてしまいます。

◎米国の軍事抑止力が軽視される事態に陥る危険性
 イラクからの撤退、並びに戦争活動は極力避ける方針のオバマ&民主党ですが……
 (その癖、グルジアに手を出すのは何故かと小一時間)
 それにより反米テロ活動が活発化してしまうかも知れません。
 それであっても、戦費投入を最小限にしそうなオバマですから、負のスパイラルに陥るかも知れなかったりします。
 対象が米国以外にも爆発的に拡大しそう……


ま、他にも幾つか在るんですが、又機会を改めて。

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